1月のこどもクラス活動の記録/カプセルトイで作る起き上がり小法師

梅の蕾もほころび始め、春の兆しを感じます。

1月のこどもクラスでは、カプセルトイで起き上がり小法師を作りました。

起き上がり小法師は、約400年前から作られており、会津藩主が冬の内職として作らせたことが始まりです。

倒れても何度も何度も起き上がるその様子は「七転八起」と言い、縁起の良いおもちゃとして親しまれてきました。

薄い紙を貼り合わせ張り子を作り、その中に錘を入れて作るのが伝統的な起き上がり小法師の作り方ですが、張り子は型を作ったり、乾くまでに数日間かかるため、今回はカプセルトイと紙粘土を使用して作ることにしました。カプセルトイとはガチャガチャ、ガチャポンなどの正式名称です。

起き上がり小法師が起き上がる仕組みは、倒れてた時におもりが重力によって高い位置から低い位置に移動しようとする性質を利用しています。生徒さんにも、理科的学びにつなげていただきたく、最初にその仕組みをご説明させていただきました。

低学年の生徒さんにとってはかなり難しい説明だと思いますが、起き上がり小法師を実際に作って起き上がる仕組みを体感していただくだけでも、実際に机上で学んだ際の下支えになるかと思います。

カプセルトイの底に重たい油粘土を入れて、起き上がり小法師の土台となる部分を一斉に作ったら、後は楽しい紙粘土工作です。

生徒さんたちの様々なアイディアで、楽しい起き上がり小法師ができました。勉強に疲れたら、起き上がり小法師を押して息抜きしていただけたらと思います。

大変遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。