9月21日土曜日午前中後半コースこどもクラス/活動の記録/「クロッキーとデッサン」

朝晩は秋らしく涼しい陽気になってきましたね。

今月はクロッキーとデッサンを行っております。詳しい内容は9月8日のBLOG「活動の記録」に書いてございますので、ご興味ありましたらそちらをご覧頂けたらと思います。

9/8日曜日前半コースこどもクラス/活動の記録/「クロッキーとデッサン」←click here

クロッキーは全員で行いました。デッサンは、小学校中学年以上の生徒さんにはデッサンを、低学年の生徒さんには「よく観察して」線で輪郭をとり、色鉛筆で色付けして描いて頂くことにしました。感性豊かなこの時期に無理にデッサンを教え込んで、こう描くものだという観念だけで描くようになってしまうといけないからです。

前回9月14日のブログで同じことを書きましたが、小学生にデッサンを描かせることについては賛否両論があるようです。ちなみに巨匠ピカソの子供時代のデッサンは卓越していました。

光と影という存在を知ることで小学生でも巧みにデッサンを描くことができます。光と影を観察することは理科的学びにもなるかもしれません。お子さんの感性に悪い影響がないように指導者がよく注意し、観念で描くのではなく観察することを一番大切にしてゆけば、私はデッサンを描くことに様々なメリットがあると思います。

芸大美大受験生や大人の方向けに、デッサンの技法書などは探せば沢山あります。ですが描き方を学ぶのではなく、対象をよく観察し、観察してわかったことを白い画用紙のなかにどうやって描いたらよいのか試行錯誤し、自分なりの表現を探ってゆくことが一番大切なことだと思います。そして、試行錯誤してゆくことが楽しいところでもあると思います。

このクラスの生徒さんも試行錯誤し集中して描いてました。バナナの傷が少し多い絵だなと思っていたら、ご自分のイニシャルをバナナの傷に見立てて描き込んでいた生徒さんもいらっしゃいました。お子さんの発想は面白いですね!

皆さんとても上手に描けたので、小学生の時に描いたデッサンはこんなに上手だったのだと、記念にして頂けたら嬉しいです。