9/24日曜日コースこどもクラスBLOG「グラス・デコで手軽にステンドグラス風作品を造ろう」

だんだんと秋めいてきましたね。今日は少し肌寒く感じました。

先日のこどもクラスでは「グラス・デコ」という絵具を使ってステンドグラス風の作品を造りました。

何年も通って下さる生徒さんもいらっしゃるので、同じものを同じような内容でまた造るようなことのなるべくないよう課題を考えることはなかなか難しいです。

今回は、本当は本物のステンドグラスをお子さん達に造って頂きたけたらと思ったのですが、材料や道具を一揃い揃えると、お教室のレッスン料を多く頂かないといけなくなるので、ステンドグラス風の作品が造れる「グラス・デコ」という絵具を使ってステンドグラス風の作品を造って頂くことにいたしました。

「グラス・デコ」絵具は、もったりとした質感で、ガラスやプラスチックといった透明の土台にステンドグラス風に描いて作品にします。乾燥すると殆どの色が透明になり、光にかざすとガラスのような質感に感じられます。作品を土台から剥がして窓ガラスに張り替えることも可能です。「グラス・デコ」ではなく「ガラス絵具」としても販売されています。

今回は描く土台をアクリル板でできている写真立てにしてみました。なので、そのままステンドグラス風に窓辺に飾って頂いても、写真を入れるつもりで額のように絵を描き写真立てとして使って頂いても、ご自宅で剥がして窓に張り替えて頂いてもいいように、お子さん達に自由にデザインして頂きました。

ステンドグラスとはどういうものかをはじめに少しお話させて頂き、ステンドグラスの作品などもお見せして、ステンドグラスのようなイメージで造ってみよう、とお話いたしました。

ですが、お子さんの発想は自由で固定概念がないので、ステンドグラスのように色ガラスを組み合わせ鉛でつないだような作品に、どうしてしなくてはいけないの?というお子さんもいらっしゃいました。

芸術という自由な領域のなかで、子供たちに大人の概念を押し付けることなく創造性を育みたいので、お子さんの「こうしたい」を大切にし、ステンドグラスのようにガラスを組み合わせたような形にしたくないお子さんには、ステンドグラスという枠にとらわれずに自由に造って頂きました。

お子さん達はとても楽しかった様子です。「またやりたい!」というお子さんも。

とても素敵な作品ができたので、やわらかな秋の日差しの差し込む窓辺に飾って頂けたらと思います。

乾燥前の作品。ご自宅に持ち帰られたため、乾燥後の作品がなくすみません。
乾燥前

 

乾燥後
乾燥前
乾燥後
乾燥前
乾燥後